びわ湖汽船120周年 ②
先祖は湖南汽船(こちらが本家)と太湖汽船(最初はこちらのほうが大きかった)での鉄道連絡船で始まった当社も、明治22年の大津~長浜の鉄道開業により一気に衰退してしまいます。当時の太湖汽船の船は売却され、大阪~九州航路に就航したそうです。
しかし、明治27年ごろには琵琶湖観光に活路を見出し、明治43年には鉄道と連絡切符を発売して竹生島めぐりを始めています。この航路が今でも、当社の主力商品ですから・・・、いやあ、先人は偉大です。
大正11年には全長45メートル、定員1000名という、当時の日本でももっとも豪華な観光船”みどり丸”を就航させています。そして、なんとその処女航海には、当時来日中の”あの有名な”英国皇太子プリンス・オブ・ウェールズが乗船しています。