再び、芭蕉さん

中井保

2007年01月19日 15:53

1月9日に、義仲寺のご紹介をしました。



義仲の隣の、このお墓の下に芭蕉さんが眠っているのだ!
と思うと、感動しますと書きました。



ところがですよ、滋賀県人から、その信憑性に疑問を挟まれたのです。
いわく、「大阪に芭蕉さんのお墓が幾つもあります。ここのも、そのうちの一つでしょう。だから、あまり力を入れて宣伝をしないのではないでしょうか・・・」
何たる、認識不足!大津で、観光に携わっているこの人でも、この程度の認識。
元禄七年十月十二日午後四時ごろ、大坂でなくなった芭蕉の遺骸は去来ら門人十人に守られ、翌十三日に義仲寺に入り、翌十四日葬儀、埋葬された。会葬者三百余名・・・
ここまで記録が残っているわけですから、義仲寺のの信憑性は、疑いの余地はありません。
デモですよ、大津に芭蕉さんが眠っていると聞いて、多くの人がびっくりします。
へえ、本当?
芭蕉さんは、紫式部と並ぶ、日本を代表する文化人ですよ。いわば、義仲寺は、世界の俳句愛好家の”聖地”だとは、皆さん、お思いになりませんか。
と、怒りの今日でした。


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