芭蕉さんも食べた?

中井保

2010年08月13日 17:43

大津は東海道最後の宿場町。
老舗和菓子屋の藤屋内匠さんは、そこで、寛文元年(1661)から今に続いています。
そして、芭蕉さん。
寛永21年(1644)生まれですが、1685年の春に初めて大津にやってきました。
「行く春を近江の人と惜しみける」の句があるように、膳所は私の旧里と言って、この地を深く愛しました。
遺言で、死んだらここにと言った通り、弟子たちによって義仲寺に運ばれ、義仲の隣に眠っています。
大津市内ですよ!
藤屋さんから義仲寺までもほんの少しです。
ということで、芭蕉さんはきっと、この藤屋さんの御饅頭を食べたはずです。
藤屋さんはあまり仰いませんが、ジョウヨウ饅頭か羊羹か・・・
この写真は、建て替え前の昔のお店。350年前のものだったそうです。
ここに、芭蕉さんが来た筈・・・
大津の誇る、ロマンですね。




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