2007年03月08日

琵琶湖汽船120年・大津事件

琵琶湖汽船の120年の歴史には、いろいろと面白いエピソードがあります。
大津で起こった大事件と言えば、ロシア皇太子ニコライ遭難、いわゆる大津事件でしょう。

琵琶湖汽船120年・大津事件

明治24年5月11日、大津から京都へ人力車での帰途、大津市下小唐崎町(現京町)で、警備に当たっていた津田三蔵巡査に斬りつけられ、頭部に傷を負ったというもの。
京町通。当時はもっと狭かったのではないでしょうか。

琵琶湖汽船120年・大津事件

石碑の前には町家が残っていますが、このお宅は当時もあったのでしょうか。

琵琶湖汽船120年・大津事件

角の建物は、島林書店さん。
モダンな建物ですね。
島林さんは、創業1856年とのこと。
ご先祖さんはこの事件を間近にご覧になったのでしょう。
この建物は、道を広げる際に立て替えてそうで、それも、70年近くも前の話です。

琵琶湖汽船120年・大津事件

まだ、開国当初の日本にとって、大国ロシアの皇太子を傷つけたとあって、大騒動になった事件です。
この皇太子、シベリア鉄道の起工式に臨席するため、船での旅の途中立ち寄ったもので、この日は、三井寺を見学し、県庁で昼食をした後、京都へ帰る行程だったようですが・・・
その途中、一行は三保ヶ崎から唐崎まで、当社(太湖汽船)の保安丸と言う船に乗っているのです。
もし、船でことが起こっていれば、はてさて、どうなっていたのやら。
歴史の舞台にも登場する、琵琶湖汽船です。

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